ナースのお仕事 訪問入浴サービスは時間と暑さとの闘い
こんにちは。チョコです。
前回は訪問入浴サービスで働いたチョコが学んだ、衣類着脱の必殺技についてご紹介しました。
今回は訪問入浴サービスの実態についてもう少し触れていきたいと思います。
訪問入浴サービスで働くってどんな感じ?
と他のナースに聞かれたら、チョコはこう答えると思います。
「時間と暑さとの闘い」
どういう事か詳しく説明していきましょう。
【訪問入浴サービスは時間との闘い】
チョコが最初に働いた訪問入浴サービスの会社は、その業界では結構有名な会社。
なので、利用者数も多く空き時間などはほとんどありませんでした。
大体一日に7件訪問していました。
一時間ごとに違うお宅を訪問する感じです。
流れとしては
(1)バイタルチェック
↓
(2)脱衣
↓
(3)入浴介助
↓
(4)着衣・バイタルチェック・処置(あれば)
↓
(5)片付け
↓
(6)終了
↓
(7)移動
(1)~(6)までが大体45分~50分位、(6)~(7)の移動時間に大体10分~15分といった感じです。
各利用者宅に時間通り伺わなければならないので、時間に遅れないようにというのはスタッフみんな気を遣っていました。
特に、前回書いたような衣類の着脱に時間がかかったり処置がある利用者さんの場合は、ナースがそれらの仕事に手間どってしまうと、他のスタッフを待たせてしまう事にもなりかねません。
まあでも、遅くなったからといって他のスタッフから嫌な顔されたりというのはなかったです。みんな自分の仕事が終わったら手伝ってくれました^^
【訪問入浴サービスは暑さとの闘い】
もう一つ、訪問入浴サービスで闘わなければならない相手は、ズバリ暑さです。
これは皆さん、一番気になる点なのではないでしょうか?
結論から言うと、夏はマジ暑いです(笑)。
これね、暑い季節にお湯を扱うわけですから暑いのは想像つくと思うんですよ。
でもね、ただそれだけの理由ではないんです。
なぜそんなに暑いか。
それは、クーラーをあまりかけられないからなんです!
これ、拷問ですよね。
利用者さんは当然裸になるわけですから、クーラーをきかせてしまうと寒く感じてしまいます。(体が濡れると余計にブルッときますよね。)
なので、入浴中はクーラーを一旦切るか、ごく弱めにするかしていました。
利用者さんの心地よさを最優先するためです。
そう頭では分かっていてもね、、、
想像以上にきついですよ、、、これ。
特に部屋が狭いお宅なんかだと最悪でした。
利用者さんが極楽な顔でお湯に浸かってる間、スタッフは汗ダラダラ、、、みたいなね。
自分だったら、こんな汗臭そうな人たちに囲まれたくないな、、、といつも思っていました(笑)。
もう、なんなら自分もこのままお湯に浸からせて欲しいと思ってましたよね(笑)。
それでも利用者さんの前では笑顔を絶やさず、最後まで仕事をやりきる。
スタッフの皆さんのプロ根性には感動します。
そんなわけで、水分補給はしっかりしないと危険ですね。
(実際に熱中症になってしまうスタッフもチラホラいました。)
あと、注意しなければいけないのが、あまりの暑さに食欲が落ちてしまうこと。
チョコはそれで、昼休憩にしっかりご飯が食べられずコンビニスイーツばかり食べてたんです。
そしたら暑い夏が終わった頃、体調をすこぶる崩してしまい、仕事も減らさざるを得ない状況になってしまいました。
訪問入浴サービスで働くことを考えていらっしゃる方は、お気を付け下さいね。